「入門 考える技術・書く技術」レビュー
「入門 考える技術・書く技術」レビュー。
読書を知識、技術に変えるべくアクションリーディングの実践へ。
目的
「入門 考える技術・書く技術」は、論理的思考力を鍛える具体的な方法を知りたくて読破した。
自己啓発本をたまに読むが、ただ読むだけで実際に自分の成長に繋げられていなかった。
ビジネスへの貢献
成長することがすべてではないけれども、効率的に仕事を進められるに越したことはないし、時間を作ってプライベートを充実させることもできる。
論理的な思考が出来れば、正しい筋道だった流れで業務を行えるだろう。
作業のやり直しが減ると同時に、過不足のないクオリティが担保された内容の制作物も出せるようになる。
論理的思考、論理的な書き方という技術は、ビジネスに絶大な効果をもたらす普遍的かつ究極の技術でもある。
同僚や関わる方々にも教えることが出来れば、皆がハッピーになる確率も高まる。
プライベートへの貢献
プライベートで論理的に考えることも多い。
嫁さんとのやり取りはロジカルかどうかではない側面もあるが、家族として何かを決定するタイミングがあれば役に立つ。
子どもを育てるにあたっても重要な要素になってくるだろう。
物事の考え方を教えることは無数に発生するだろうから、今から自分が論理的な思考を身に付けておくデメリットはなさそうだ。
自身の些細な判断にも効力を発揮する。
感想
「入門」と謳われている通り、基礎的なエッセンスと具体的な取り組みに言及されている書籍であった。
折を見て見返しながら、自分の能力として身に付けて行くことができれば、十分な投資効果があるというものだ。
そういう意味では、本家「考える技術・書く技術」から入らなかったのも正解と言えるかもしれない。
ピラミッド原則
自分の伝えたいメッセージを補完する複数のメッセージを付けるというピラミッド原則。
この大原則をもとに細かい規則的な話が並んでいた印象だ。
結論から先に話すことが鉄則のビジネスの世界で、まさに、そうそうその通り!という内容。
具体的な各論をきちんと把握したうえで結論に帰結する正当性を証明するような、まるで数学の証明問題のような展開。
論理的というのは、整合性が取れて、理論破綻が起こらない状態を示す。
言葉ではわかるけれども、実際に自分が文書を書く時や話をする際に論理的にできているのか自信はない。
いや、できていないことが多いだろうな。
…ということにも改めて認識できる内容でした。
感謝の言葉にPDF
では、どうすれば具体的に論理的な考え方や書き方ができるのか。
先ほどのピラミッド原則を覚えたうえで、日々のメールでのトレーニングで強化していく流れが提案されている。
感謝の言葉+Purpose+Detail+Follow Throughという構成で、ピラミッド原則を意識しながらメール作成をすれば、知らぬ間に論理的思考が身に付くらしい。
目からうろこという内容は多くなかったものの、視点を変えて日々の業務をトレーニング化することができる部分には新しいものを発見した喜びを感じた。
毎日続ければ身に付くものと信じてやるしかないだろう。
情報収集、10分メモ等の自己啓発の取り組みも今のところ続いている。
英語の勉強も再開したいし、成長につなげる読書もしていきたい。
当然、仕事で成果を出すことも重要だが、一方で家族との時間も大切にしたい。
いずれにせよ、業務をしながら能力アップも図れる一石二鳥のトレーニング。
やらない選択肢はない。
今後
ビジネス、プライベートでの効率化や自身の能力向上を目指した読書。
ここまで上手くピラミッド原則で考えられず書き殴っている感もあるが、これも一つのトレーニングと思って目をつぶろう(笑)
気になる能力
ロジカルシンキングのみならず強化したい取り組み。
- ロジカルシンキング
- クリティカルシンキング
- ファシリテーション
- リーダーシップ
- マネジメント
読書して分かったつもりでも実際に使えないと意味がない。
分かったつもりになる読書は多いが、誰かに伝えたり、教えたりすることで能力の本質に迫ることができる。
具体的なトレーニングにも落とし込みながら成長に結び付けないといけない。
実際に使える能力にすることが目的だから、能力にならない、しにくいものは避けるか本気で取り組むかを検討しなければならない。
本質的な問題、考え方
本当に必要な能力が何かは、自分がどこを目指しているのかにもよるし、むしろ人生の考え方に収斂する。
コンセプトを具体的に描いたうえで各論がコンセプトを成立させている状態。
まさに、論理的な状況が必要なわけだ。
- 具体的な目標や理想を持ったうえで、現状とのギャップを埋める能力を見出す。
- それをどのように身に付けるかを具体的な施策に落とし込む。
- PDCAを回して実際に身に付ける。
きっかけを今回のロジカルシンキングとして、そこから実務で使える能力を高め、経験値を積みたい。
そして、まずはピラミッドの頂点である自分の在り方を具体的に描き出すところから始めないといけないことが判明。
入門 考える技術・書く技術――日本人のロジカルシンキング実践法
- 作者: 山崎康司
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まずは無事に初ブログを乗り切った事実が重要。
週1,2回でも続けていこう。